結論から言うと、指先のささくれぐらい小さく切ると、うまくいきやすくなります。まず、苦手な食べ物を無理して克服する必要はありません。その理由は2つあります。
苦手克服を無理する必要がない理由
1つ目は、その食材にこだわる必要がなくなった点です。昔は食べられない食材があると、その栄養が不足することを心配しましたが、今は他の食材で栄養を補えます。
たとえば、にんじんに含まれる栄養は他の食材で取れるため、にんじん自体にこだわる必要はないんです。また、保育園や学校で栄養バランスが考えられた給食を食べていれば、家では食べなくても問題ありません。周りに友達がいるとあっさり食べることもあり、家では嫌がる食材でも保育園で食べるケースはよくあります。
2つ目の理由は、小さなお子さんにとって食事は「嬉しい時間」であることが大事だからです。食事のたびに苦手な食べ物を無理に食べさせると、子供にとって食事がストレスになってしまいます。食事の時間は「やったー！」と思えるものにすることが何よりも大切です。
苦手な食べ物克服のための手順：ささくれ作戦
どうしても苦手な食材を食べてほしいという方には、この「ささくれ作戦」をお勧めします。やり方は簡単で、以下の3ステップです。
- 苦手な食材を小さくカット：指先のささくれぐらい小さくカットしてください。
- 一粒を白いお皿にのせる：真っ白なお皿に小さく切った食材を一粒だけのせます。
- 大人も一緒に食べて褒める：大人の分も用意し、一緒に食べて、もし子供が食べたら思いっきり褒めます。
いくら苦手な食材でも、ささくれぐらいの小ささなら、子供も興味を持ちやすくなります。そして「小さくても食べた」ことに変わりはないので、「食べたね！」と褒めることが大切です。もし「もう一つ食べる？」と聞いて、食べるようなら再び小さな一粒だけお皿にのせ、おかわりを促します。これで、その食事の中で2回も苦手なものを食べる経験ができ、自信がつくのです。
この成功体験を重ねると、「自分は苦手な食べ物でも食べられる」と自信が持てるようになります。次第に少しずつ大きめにカットして出しても、抵抗なく食べてくれる確率が上がります。
まとめ
今日は、子供の苦手な食べ物の克服方法についてお話ししました。この方法は保育園でも行われており、成功率が高いのでぜひ試してみてください。ただし、無理して食べる必要はありませんので、食事を楽しむことを最優先にしてください！
